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【美術館】おすすめの美術館を紹介!①~ひろしま美術館編

日本にも、世界にも美術館はたくさんありますが、

なかなか知らない土地の美術館には行ったことがないという方も多いのではないかと思います。

また、

なかなか美術館に足を運ぶ機会に恵まれない、と言う方もいらっしゃるかも?

そこで今回は、私がおすすめの国内の美術館【ひろしま美術館】をご紹介いたします!

 

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1.ひろしま美術館について

まず、私がおすすめする【ひろしま美術館】について、

簡単にご説明させていただきます^^

 

ひろしま美術館の歴史

ひろしま美術館】は1978年11月3日に開館した美術館です。

広島銀行の100周年記念事業として設立されたのですが、

ひろしま美術館が開館に至ったのは、

「広島に精神的なやすらぎと喜びを与えたい」という想い。

開館当時、広島は原爆後の被害から

30年以上復興に向けて歩みを進めていました。

しかし、表面的には復興が進んでいるように見えても、

心、精神面が大きく前進していく、幸せを感じるのは簡単なことではないはずですよね。

未だに原爆の後遺症やその体験などで苦しんでおられる方はいらっしゃいます。

(これは広島だけではなく、長崎や、戦争を経験した他の地域の方にも当てはまることだとは思います。)

広島の方々に、

心の面で何か手助けがしたい、という想いで開館に至り、

現在でも多くの人を魅了する作品を展示されています^^

 

ひろしま美術館の建物

ひろしま美術館の建物が

美術館としては個性的な形をしています。

実は、ひろしま美術館は円形なんです!

すべての美術館を観たわけではないですが、

大体の美術館は箱型。

しかし、このひろしま美術館は円形。

なぜかと言いますと、

このひろしま美術館のモチーフになったのは

原爆ドームなんです!

そして、円形のドームを囲むように回廊があるのですが、

そのモチーフとなったのは、

宮島の厳島神社の回廊。

徹底的に広島という場所にこだわった造りとなっていて、

それがまた美しいんです。

初めて訪問した時は、

その素晴らしさで、いつまでも心に残る美術館でした。

建物・敷地の広さはそのものは広くはありませんので、

ちょっとした空き時間でも楽しんでいただける場所になっています^^

 

ひろしま美術館の場所、アクセス

ひろしま美術館は、

広島城原爆ドームの比較的近くにあります^^

路面電車で行くこともできますし、

観光スポットから歩いていくこともできるという、

すごく良い立地にあります!

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ひろしま美術館と原爆ドームの位置(歩いて10分ぐらい?)

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ひろしま美術館と広島城の位置(目と鼻の先ですね^^)

 

お時間がある際は、

是非、お立ち寄りくださいね^^

 

 

 

 

ひろしま美術館は、

2020年10月1日~2021年1月2日まで、

改修工事のため休館となっております。。。泣

年明けまで、開館を心待ちにしておきます^^

 

www.hiroshima-museum.jp

2.ひろしま美術館の魅力

それでは、そんなひろしま美術館の魅力を

存分にご紹介したいと思います!

 

①所蔵作品が秀逸

もう声を大にして言いたいのが、

ひろしま美術館の所蔵作品が、すんばらしいのですよ。

何が素晴らしいのかと言うと、

フランス印象派が中心ではありますが、

有名どころの作家の作品がずらり。

皆様が知っているような名前の作家さんたちでございます!

作品そのものが有名なわけではないですが、

どれもとても素晴らしいものばかりでございます。

これでもかと言うぐらい、

メジャーなアーティストの、珠玉の作品がある。

作品の数は多くありませんが、

数より質で勝負しているというのがひろしま美術館です。

 

中でも、多くの方に観ていただきたのが

ピカソ 青の時代の作品。

ピカソは逝去するまでに描いた絵が山ほどありまして、

その作品数の多さがギネスブックに載るほどでございます。

日本の美術館でも、

多くの美術館がピカソの作品を所蔵しております。

 

そんなピカソの中でも、

「青の時代」と呼ばれるジャンルは、

ピカソが有名になる前の作品であり、数も少ないため、

希少価値が高い。

それがひろしま美術館にあるのですよ!

日本でも、青青の時代の作品を所蔵している美術館は、

他にはポーラ美術館ぐらいでしょうか?

(もし、他にもあるよ!と言うのがあれば、

教えていただきたいです^^)

 

初めてこの作品を図らずも観たときには、

衝撃でその場を動くことができませんでした。

それぐらい素晴らしい作品です。

企画展や巡回展で貸し出し中のことも多いので、

観れたらラッキーです^^

私は今まで2回、ひろしま美術館を訪れましたが、

一回目には見れましたが、

二回目は貸し出し中のため見れませんでした……。泣

 

他に私がおすすめの作品は

モディリアーニの作品。

ピカソの青青の時代の作品を倣って描いたと思われる作品があるのですが、

これまたモディリアーニの作風とはかなり違っているうえに、

ピカソの青青の時代の作品とは違った魅力がある。

その作品が圧倒的な感情をもって、

迫ってくる作品です。

 

また、藤田嗣治レオナール・フジタ)の作品もありまして、

こちらがまたすんばらしい。

あまり観ることができない風景画もあるんですよ。

これが本当に素晴らしくて。

また観たいぐらいの作品です。

 

ここではご紹介しきれないぐらいの

素晴らしい作品がたくさんあるので、

是非、直接ご覧いただきたいです^^

 

②入館料が安い

ひろしま美術館は

入館料大人600円。

(大学生300円、小中学生120円)

常設展のみ閲覧できる入館料金だと、

他にも安いところはたくさんあるのですが、

この所蔵作品のクオリティで

600円は安い! 

ふらっと気兼ねなく立ち寄れる点がおすすめポイントです^^

 

③景観が落ち着く

広島市の比較的中心部にあるのですが、

緑に囲まれていて、

比較的静かです。

すぐ目の前に、交通量が多い道路があるにもかかわらず、

何だかすごく静かに感じるんですよねぇ。

 

ひろしま美術館の正面玄関前には、

ピカソのご子息から直接贈られたという「マロニエの木」があります^^

この木のそばには「マロニエの池」という池があり、

広島のシンボルとも言える「鯉」が優雅に泳いでるんです!

 

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また、景観の素晴らしさはそれだけではありません。

正面玄関からミュージアムショップを通って中庭へ、

そして中庭を通って本館に入っていくのですが、

この中庭が本当に綺麗に整備されていて、

時間が止まったかのような、

世間からすごく離れたところにいるような、

そんな感覚を味わいます。

ミュージアムショップの自動ドアが開いた瞬間、

中庭の静けさ、綺麗さ、

そして、光が反射する、円形のドーム型の本館のまばゆさに

「わぁ……」と声を発してしまいそうになるんです。

これはこのひろしま美術館ならではの光景です。

作品を楽しむとともに、

その建物、敷地、風景、すべてを楽しんでいただける美術館です^^

 

3.まとめ

今回は

広島市にある「ひろしま美術館」をご紹介いたしました!

 

・所蔵作品の質

・景観の良さ

・手頃な入館料金

で皆様に一度は行っていただきたい美術館です^^

私も、2度行っているのですが、

何度でも繰り返し行きたい美術館です。

 

興味がある方は是非一度、

訪ねてみてくださいね^^

 

www.hiroshima-museum.jp